愛犬

私には愛犬がいます。
男の子の犬です。
私が高校生の頃家族になりました。
彼は実家に住んでいるので今は離れて暮らしているんですけどね。
実家に帰る一番の楽しみが彼に会うことです。

私は子どもの頃から犬を飼いたくて
母におねだりしていました。
ずっと隣の家で犬を飼っているのを見ていたからだったり、
単純に犬が好きだったからっていうのも理由ではありました。

ただ、1番の理由は
「家族を超えた友達が欲しかったから」
だったと思います。

私はどうも自分の本音を表に出すことが苦手で
友達はもちろん家族にも言えずに溜め込んでいる感情が多く、
なんでも話せる家族以上の存在を
ずっと求めていたんですよね。

今思えばサンドバッグを求めてただけじゃん、って感じですけど。

でも、彼は結局もっと別の形で大切な存在になりました。
かわいい弟に近いかな。
兄弟もいない私にはかけがえのない存在です。
私の力が及ぶ限りは守りたい。

私にとっての愛犬は、
そんな愛すべき犬であるという話でした。

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